産業用ロボットの定義
産業用ロボットは下記のように定義されています。
日本産業規格(JIS)
自動制御され、再プログラム可能で、多目的なマニピュレータであり、3軸以上でプログラム可能で、1か所に固定して又は移動機能をもって、産業自動化の用途に用いられるロボット。
- 注記1
- 産業用ロボットは、次のものを含む。
・マニピュレータ(アクチュエータを含む。)。
・制御装置[ペンダント及び通信インターフェース(ハードウェア及びソフトウェア)を含む。]。- 注記2
- 産業用ロボットは、統合による追加軸を含む。
経済産業省 ロボット政策研究会
本研究会においては、ロボットを市場の側から捉えることに主眼を置いているため、ロボットを形状ではなく、「市場で必要とされる機能を発揮するために要素技術を統合したもの」という視点から定義することが適当である。さらに、RT(ロボット技術)とITの関係も、明確 にすべきと考えた。このため、本研究会では、「ロボット」を、「センサ、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」として、広く定義することとする。
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
NEDOでは「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム」と定義。その上で、ロボットの役割を、産業用ロボットのような「生産環境における人の作業の代替」、無人システムのような「危機環境下での作業代行」、それに日常生活の中での家事支援や介護支援等の「日常生活支援」に大別している。